メンパ
「メンパ」といいます。
静岡市北部、井川という土地で名産のお弁当箱です。
詳しくはA面の日記で。
様々な職人さんがつくられているメンパの中でも、バツグンに美しい。
漆の深い深い輝きは、なにやら官能的ですらあります。
「曲げ物」にはつきものの「合わせ目」が、よくみないとわからないほどナチュラルに仕上がっています。
漆も他の職人さんのものよりも、しっかり厚く塗られているわりに、刷毛目(はけめ)はまったくみあたりません。
「若い女性の髪」を刷毛として使うのだそうです。
あまりにも感銘を受けたので、ずうずうしくも職人さんのお宅へお邪魔してしまいました。(笑)
細田さんとおっしゃいます。
以前から欲しかった、丸型メンパをいただいてきました。
どんぶり風のお弁当にぴったり。
「女物」はフタの表に、「男物」はフタの裏に、虹色に輝く貝殻を使った螺鈿(らでん)があしらわれています。
梅の花。
粋だなぁ・・・。
ここのところ、ものすごく楽しみながらお弁当をつくっています。
お弁当ばんざい!
by ruby0806
| 2006-06-08 16:39