大晦日 「紅白」と「ゆく桃くる桃」
大晦日。
大好物の「ロールキャベツ」と「リーズリング」。
ドイツワインにしとけばよかったと、ちょっと後悔。
静岡県産鶏ももを、カリッとソテー。
秋に、甘さを控えて煮ておいた「紅玉ジャム」と
「ディジョン・マスタード」で。
僕にとっては、1年で最後の最高の愉しみ、「紅白歌合戦」。
悲しいかな、すっかり「ジャニー北川氏」と「秋元康氏」を祀る祭典といったテイになってきましたが、
今年もたくさんのかっこいいパフォーマンスを目にすることができました。
源くん、初出場おめでとう!
肩の力の抜けた、フレンドリーで余裕のある、最高のパフォーマンスでした。
反対に、酔いが醒めそうなほどにカッコよかった林檎ちゃん。
現代日本で、ここまで「ロックの暴動性」と「音楽性の高さ」と「エンターテイメント」の
バランス感が絶妙なアーティストを、僕は他に知らない。
林檎ちゃんと同時代に、同じ国で生きている幸せをかみしめました。
大ファンのゲス乙は、絵音くん緊張しちゃったな~・・・
初出場の大舞台なんだから、無理もない。
それにしても、「ほないこか」ちゃんのドラムを紅白で聴く日が来るとは・・・。
今、日本で一番好きなドラマーです。
この人も「パワー」と「シャパタカ」感のバランスが絶妙すぎる。
男子でもこんなに好きなドラマーはそうそういない。
紅白を堪能しつつ。
今年は「ももいろクロ―バーZ 第1回年越しライブ 『ゆく桃くる桃』」の生放送でした。
豊洲、行きたかったな~・・・
マー君・ギータ・村主章枝・武井壮といったアスリートから
加山雄三・鶴瓶師匠・本広克之監督・尾木ママにMCはツッチーという豪華なトークショーで幕を開け。
「逆境」を踏まえて、1曲目はやはり「ピンキー・ジョーンズ」。
メンバーも、モノノフさん達も一体となった
ものすごい迫力の「逆境こそがチャンスだぜ!!」でした。
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こんな感じ。(ライブ映像)
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そして夏菜子の「海老反りジャンプ」で2016年の幕開け。
トークショーには、モノノフにはおなじみ「女川さいがいエフエム」パーソナリティの阿部真奈ちゃんも登場。
東日本大震災による津波で、祖父、母、姪の3人を目の前で亡くしたのにもかかわらず、
当時女子高生ながら臨時災害FMのパーソナリティーをつとめていた、現役の慶大生。
「震災孤児」というレッテルを貼られ、安易な「同情」の対象とされる一方で、
被災者のクセに楽しい時間を過ごしてんじゃねぇという、心ない人たちの言葉にも傷つき続けたのだそうです。
(ふざんけんな!)
震災直後から今まで、ずーーっと女川に通い続け、
同世代の友達として接してくれるももクロちゃん達に、
私はどれだけ救われているか、という話を、真奈ちゃんが真剣に話してくれました。
あまりニュースにはなりませんでしたが、ももクロちゃん達は
遺体安置所だった場所でも、歌い、踊り、被災者の方々皆に「笑顔を届けて」いるんですよ。
被災により、夢を「パティシエ」から「報道マン」へと転換した真奈ちゃんの力強さは、
まさに、ももクロちゃんたちの力強さと重なります。
番組の冒頭では、新曲の発表。
ももクロちゃんらしい、「絶望」を味わった人にしかわからない
素晴らしい名曲だと思います。
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僕の心が今
どんなに地獄でも
僕の周りの世界は今日も
ふつうの一日
なんかちょっとずつうまくいかない
ちっちゃい絶望ばかりで
全部やめちゃえばいいって思った
でもやめる勇気なんかない
なんとなくそれはダメな気がする
だけど幸せそうな景色を見て
泣かない 泣けない 僕が少し拗ねてるんだ
だれも一人なんかじゃない
一人になろうとするだけなんだ
冷たいベッドにもぐりこむように
夢に逃げ込むように
だけど一人じゃない
君はどうだ?
やめてないか?
甘い言い訳を
探してないか?
あきらめすぎると
バカになるから
もう僕はなにひとつあきらめない
ずっと笑顔ばかりを選んで
泣き顔みせるのを迷ってた
強い人になろうとして
弱い僕を封じ込めて
ひとりぼっちになった
夜明けに生まれ変わろう
正直な自分こそがうれしいんだ
悪い夢から目覚めたら
冴えない寝ぼけ顔を
ジャブジャブジャブ洗い流そう
僕の周りの世界は
今、僕を試そうとしている
今日が来る
ももいろクローバーZ『白金の夜明け』
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