浜松紀行


百田夏菜子生誕の地 浜松を観光。
数え切れぬほど訪れている街ながら、
近すぎることもあって、「観光」するのは生まれて初めてです。

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まだ始まってもいないNHK大河「真田丸」をすっ飛ばして、
街は早くも、その次の大河「女城主 井伊直虎」にロックオン。
浜松市 井伊谷城の女城主「直虎」を柴咲コウが演じます。

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まずはバスに乗って、佐鳴湖の近くまで。

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夏菜子の「天真爛漫な性格」というのは、
江戸時代や平安時代に形成された「地方の気質」というよりも、
「貝塚」や「古墳」といった「古代の記憶」が身近にあることで
自然と培われたものではないだろうか。

と、ふと思った。

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「本物の日本料理」などというものがあるのなら、
それはすなわち「あさり汁」のことだ
という感覚が、まずベースにある、ということです。
「野趣」といってもいい。

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浜松には「浜北人」という原住民がいたのだそうです。
実に1万4000年前の20代女性の骨が発掘されています。
そういえば夏菜子ちゃんは、スターダスト「柴咲コウ」「山田孝之」と同様に
典型的な「縄文顔」ですよね。
南方から来た、狩猟民族の人たち。

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かの有名な「三角縁神獣鏡(さんかくぶちしんじゅうきょう)」も浜松で出土してるんですね!
知らなかった!

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博物館周辺は「佐鳴台」という地名からもわかるように
地形的に高い場所にあり、「佐鳴湖」とはかなりの高低差があります。
車で走っていると、ホント高低差はわからないからな・・・
「観光」は、自分の足で歩いてみるに限ります。
長い階段を降りて、「浜松医療センター」へ。

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お目当ては「太刀洗の池」。

空前の戦国ブームの中「徳川家康」の人気がイマイチなのは、
やっぱり「築山殺し」が原因なように思います。
信長のご機嫌をとるために
女房を殺し、長男をも切腹させた事件。

この「築山殿」を殺した場所が史跡となっています。

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この地を「浜松医療センター」と「看護学校」で囲む姿勢に
わが国独特の「鎮魂」文化を感じます。
さぞや無念であったろうな・・・と慮る文化。
築山殿は「悪女」だったと伝えられますが、
後世の人々が家康の威厳を失わぬようつくりだした流言で
実際は優しげな美人だった、ともいいます。

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築山殿の霊廟のある「西来院」をお参りして

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普済寺。

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「姫街道」とは、お姫様が通った道だろう、くらいに思っていましたが、
「ひね街道」が訛ったもものなんですね!
「ひね」は「古い」を意味する古語。
やっぱり歩くと勉強になるな~・・・

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ちょっといい感じの酒屋さんを通り過ぎて

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三社神社。

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宗良親王もお参りされている古い社。

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そして「犀ヶ崖古戦場」跡。

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家康最大の屈辱「三方ヶ原の敗走」において、
「しんがり」を担った本田忠真の碑。
本田忠勝の叔父さんです。
負け戦の「しんがり」、しかも相手は天下の武田軍。
想像を絶します。

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なぜか「ねずみ小僧次郎吉」の墓が。

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調べてみたら、全国に結構あるんですね。
次郎吉の墓。
「弘法大師の井戸」みたいな感じ。

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資料館に展示されていた「ジオラマ」が、クオリティ高く。

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武田の分厚い「魚鱗の陣」に対し、
徳川は少ない兵を、多く見せようとする「鶴翼の陣」。
「見せかけの戦術」で勝てるほど、武田軍は甘くなかった。


「風林火山」に

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「厭離穢土欣求浄土」

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しゃべりたくてたまらない!という感じのボランティア・ガイドのおじさんに案内してもらい
すぐ近くの「夏目次郎左衛門吉信の碑」へ。
「三方ヶ原」の合戦では、若く血気盛んな家康が敗走を恥じ、敵陣に突っ込んで行こうとするのを
家来たちが押しとどめる、というシーンを、ドラマなどでよく目にします。
このとき家康の恰好をして敵陣に突っ込み、家康逃走の時間稼ぎをしたのが、夏目吉信なのだそうです。
家康という人は、本当に「家臣」に恵まれている。
ちなみに、この夏目さんの何代か後に、「夏目漱石」先生がいらっしゃるのだそうです。
家康と漱石がつながってたのか~・・・
なんかスゴイ。


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親譲りの無鉄砲で子供の時から損ばかりしている。
小学校に居る時分学校の二階から飛び降りて一週間程腰を抜かした事がある。
なぜそんな無闇(むやみ)をしたと聞く人があるかもしれぬ。
別段深い理由でもない。
新築の二階から首を出していたら,同級生の一人が冗談に,
いくら威張っても,そこから飛び降りる事は出来まい。
弱虫や-い。と囃(はや)し立てたからである。
小使いに負ぶさって帰ってきた時,
おやじが大きな眼をして二階位から飛び降りて腰を抜かす奴があるかと云ったから,
この次は抜かさずに飛んで見せますと答えた。

『坊ちゃん』

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「犀ヶ崖古戦場」跡というのは、鹿谷町という地名からもわかる通り、深い谷になっていて
今でもかなりの高さがありますが、ガイドさんによると当時は高さ40mもあったのだそうです。
御茶ノ水「聖橋」のような感じ。
敗軍ながらせめて一矢報いたい徳川軍は、この谷に「布」を渡し、
地理に不案内な武田軍を、谷底へ落としたのだそうです。

卑怯だよな・・・ さぞや無念だったろうな・・・
という武田軍への「鎮魂」意識から、
この地で「遠州大念仏」という祭りができたのだそう。
ちなみに、このあたりには「布橋」という地名があります。

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浜松城はあえてスル―して、「椿姫観音」参り。

その昔、「浜松」がまだ「引間(ひくま)」と呼ばれていた頃、
引間城の女城主 お田鶴の方は、家康と闘い、敗れ、討ち死にしました。
女だてらに輝かしい戦いをしたお田鶴に感動した家康は
観音として祀り、
築山殿がその周りに「椿」を植えたことから、いつしか「椿姫」と呼ばれるようになったというお話。

夏菜子ちゃんには、家康公というよりも
「椿姫」や「井伊直虎」といった「女城主」のスピリットが脈々と受け継がれているように感じます。
「家康? よっしゃ、やってやるぜ!」的な。

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浜松にも「東照宮」があるのですが、

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この地こそが「椿姫」の居城「引間城」のあった地。

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「引間」という地名を「浜松」に変える。
「博多」を「福岡」と変えたように
「支配する」ということは、まず元の名を「名乗らせない」ことなんですね。
「日本」を「ジャパン」と呼ぶように。
牢獄で、まず奪われるのは「名前」だそうです。

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八幡様にも

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賽銭箱に葵の紋。

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「秀忠公誕生の井戸」という史跡もありました。

始まりは1万2000年前の原始人
太古の鏡に、しじみ塚。
そして徳川幕府。

なかなかに楽しい旅でした。

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by ruby0806 | 2015-12-25 12:01


日々の食事の記録です。


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