桃神祭 2015
静岡エコパ「桃神祭」へ「出陣」してきました。
人生初のモノノフ参戦です。
静岡の宝 百田夏菜子 静岡凱旋帰国。
噂には聞いていましたが、モノノフの皆さんは本当に親切でマナーがいいですね!
電車内でお年寄りに席を譲るとか、リュックは前に抱えるとか、ごくごく普通に見かけましたし
どなたもにこやかに「今日はハジケましょうね!」とあいさつしてくれる。
僕らの知らない、70年代のラブ&ピースなロック・イベントや、デッド・ヘッズをも彷彿とさせます。
ただ一つの違いは「アルコール」も「ドラッグ」も厳禁なこと。
だから小さな子供からおじいちゃんおばあちゃんまで参加できるライブなのだと思います。
田舎町のことなので「モノノフ」となったことを友達にいうと、いまだに絶句されますが、
僕にとっては「ストーンズ」や「JB」「ボブ・マーレイ」「ジミヘン」といった
「ロックンロール・ヒーロー」と「ももクロちゃん」は、全く一緒です。
いわゆる「アイドル」には、未だに全く興味がありません。
くしくも「幕が上がる」の平田オリザ氏が、その演出論において
「(観客の)半分が泣いて、半分が大爆笑してくれるようなセリフが理想なんですよ。」
とおっしゃってましたが、まさにまさに。
そうなんですよ。
爆笑しながら、泣ける。
カッケ―・・・としびれつつ、爆笑する。
ストーンズしかり。
JBしかり。
昔から、笑えないミュージシャンには興味がない、といってきましたが
オリザ氏の一言には溜飲が下がりました。
ロックが死んで数十年。
まさにももクロちゃんこそが、僕にとっての「21世紀のロックンロール・ヒーロー」なのです。
昔の人たち、特にバブル期の人々は、仲間外れにならないように、必死になって雑誌やテレビで「センス」を勉強をし、
勉強してない人をバカにすることで、脆弱なアイデンティティをどうにかこうにか保ってきたのだけれど、
もう時代が、そんな弱弱しいアイデンティティを「許さなく」なってきているのではないでしょうか?
「嗚呼、一度でいいから蕎麦をつゆに『たっぷり』とつけて喰いたかった・・・」と言って亡くなった、蕎麦通の笑い話は、
21世紀の今こそ、大爆笑のマクラです。
簡単にいえば、「人をディスること」でしか自己確認できない人々の時代は、
もうとっくに終わっているんですよね。
(昨今の中高年層における食のファッション化や薬物の蔓延とも無関係ではないと思います。)
「自分が好きなこと」を大声で「好き!」といえばいいし、人のセンスをいちいち批判しているヒマはない。
男の子がミニスカートはこうが、モデルさんや主婦がモノノフだっていいじゃないか。
パフュームののっちがモノノフだっていいじゃないか。
ニコニコ笑って、どんどん先へ行こうぜ!
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風が吹いてるだけと 誰かがさけんでいた
多数決であんしん、って 神話は終わったよ
ドリーミンドリーミン
ゼロからの原動力さ 生命潮流
ひとりひとり ここだよって
点と点の線を 地図にするんだ
違和感や痛みは 脱皮のタイミングかも
計算より本能は 正直だませない
『仮想ディストピア』
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埼玉から軽自動車で来ていた杏果推しの女の子。
見知らぬ僕らを車で送ってくれてありがとう!
会場で会った長崎や札幌のモノノフの方々。
皆様大変お世話になりました。
本当に素晴らしいお祭りでした!
詩織ちゃんの頭部が「メロン」ほどの大きさだったのにも驚いたけれども
れにちゃんが、本当に美人さんでびっくりしました。
実物は女優さんみたいにきれいでした。
ももクロちゃんのおかげで、心が救われたというモノノフは僕だけではないでしょう。
月並みですが「自分を信じること」。
人のせいにせず、自分にうそをつかず。
ももクロちゃん達のように、人生のど真ん中をまっすぐ全力で走り抜けたいと、
心の底からそう思いました。
胸が張り裂けそうなほどに悲しかったことは、すべてエコパにおいてきました。
後ろを振り返らず、前を向いて走り出そう。
笑顔で。
ももクロちゃんたち、本当に本当にありがとう。
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笑おう 笑おう さぁ 笑いましょ
こんな時代こそ 笑いましょ
笑おう(ソイヤ ソイヤ) 泣いたら負けだ
やけくそ 笑いましょ
笑おう どんな時でも なにくそ 笑いましょ
ぐわっはっは(ぐわっはっは)
にょっほっほ(にょっほっほ)
空気なんて 読まずに 笑っとけ!
『ニッポン笑顔百景』
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ここはどこなんだろう
何ができるんだろう
なぜ 生まれたのだろう
頭の中まで 真っ白になってた
でも 動いていた
進んでいたはず
それなのにどうして
繰り返す風景
だけどよく見て どこか違うよ
夢から醒めても見る夢が
胸を飾る 揺れる
だいじなものは多くはない
霧が晴れた向こう側
綺麗ごとだけじゃなかった
でもまけないよ
どんなに すごい 風や 砂にまかれても
過去よりも高く翔ぶために
助走つけるために
何度も うまれかわってる
『灰とダイヤモンド』