筍と蕨の玉子とじ 納豆豆腐 缶チューハイ 塩辛の湯漬
以前からウスウス感じていたことなのだけれども、鯨飲左党の〆「お茶漬け」には3種類ある。
「煎茶」をかけた、いわゆる「お茶漬」。
「だし」をかけた「だし茶漬」。
そして、左党の友「湯漬け」。
私見では、「だし茶漬」はどちらかというと韓国料理の「クッパ」に類するものであり、本来的な意味での(簡易食としての)「茶漬」とは一線を画す料理のように思う。
サラリと〆たければ、やっぱり「茶漬」。
「梅」「鮭」といったポピュラーな食材は、今更ながらに「煎茶」との相性という点でずば抜けている。
すごいなぁ・・・先人の知恵は。
個人的に面白いのが、「湯漬」。
「お湯をかける」と考えるとどうも貧乏くさく感じますが、「茶碗の中でだしをとる」と考えると、なかなかに通好みな料理ではないかと思っています。
「鰹節」はわさびを介在させることによって、意外にも煎茶とよく合いますが、「昆布の佃煮」などは、どうも「茶の旨さ」とバッティングする気がして仕方ありません。
「イカの塩辛」も熱い湯をかけることで、熟成したイカの旨みがとけだし、左党をうならせる逸品になるように思います。
味が一本調子になりがちなので、わさびの茎の佃煮を添えました。
「よい塩辛」を使うことだけが唯一のポイントのように思います。
by ruby0806
| 2012-04-12 19:25