富山ブラック
富山には「富山ブラック」と呼ばれるラーメンがある。
例えば、高菜ごはんとか、おむすびとか、おいなりさんとか。
地方色豊かなラーメンには、サイドメニューとしての「メシもの」がかかせないけれど、そもそも富山ブラックとは、「白飯のおかずとしてのラーメン」という、まったくサカサマの発想に端を発する、大変興味深いラーメンなのである。
富山の夜は意外に早く、9時ごろまで飲んでいたら、すでにラーメン屋さんは閉店の時間。
たまたま通りかかった居酒屋さんの入り口に「富山ブラック」の文字を発見し、さっそく試してみました。
見た目、すっごくしょっぱそうですけれども
思いっきりしょっぱいです。
酔いがさめるほどに。
あのね。
醤油スープの色で、麺が染まっちゃうくらい。(笑)
日々、「蕎麦つゆのようなラーメンスープ」という表現をつかっていますけれども、これはもはや「蕎麦の『つけつゆ』」でラーメンつくっちゃった感じ。
「ざる」の「つけつゆ」。
よくよく見ると、店内でラーメンを頼んでいる人は、生ビール飲みながらラーメンを食べてるんだよな~・・・。
さすがに静岡では見かけない文化だ・・・。
黒くしょっぱいスープに、大量の葱。
しっかりめのブラックペッパー。
脂のあるチャーシュー。
コンビニで買い物しているサラリーマンに、「ねぇねぇ。やっぱ、富山の人は飲んだシメに「富山ブラック」食べる?」ときいてみたところ
「あんなしょっぱいラーメン、食べませんよ~。」
そーなんだ。(笑)
僕は大変気に入りました。
今度は、納豆ごはんや、たまごかけごはんと一緒に食べてみたいです。
居酒屋串の茶屋さんにて。
750円。
by ruby0806
| 2006-09-21 07:55