札幌紀行 ~ 北大(博物館2:組み合わせ爆発)
「組み合わせ爆発」の展示コーナー。
一緒に見ていたどこかの小学生が、途中からじっと図形をみつめたまま動かなくなってしまいました。
あの顔は、僕も子供の頃から見慣れています。
子供が、「マジでおもしろいもの」を見つけてしまったときの顔。
↓ これです、これ。 おねえさん大爆発。
「理論上」おそろしいほどに膨れ上がる「組み合わせ」。
僕も高校で「順列・組み合わせ」を習ったときに、すかさず「料理」でためしたことがあります。
(「鶏」+「大根」)×醤油煮 (「鶏」+「茄子」)×醤油煮 (「鶏」+「筍」)×醤油煮 (「鶏」+「里芋」)×醤油煮・・・・
(「豚」+「大根」)×醤油煮 (「豚」+「茄子」)×醤油煮 (「豚」+「筍」)×醤油煮 (「豚」+「里芋」)×醤油煮・・・・
(「海老」+「大根」)×醤油煮 (「海老」+「茄子」)×醤油煮 (「海老」+「筍」)×醤油煮・・・・・
単純な2種類の具材を使った「醤油煮」でさえ、無限の組み合わせがあるのに、エレメンツ(具材)を3種類・4種類にしたら・・・・
ましてや、係数(調理法)を「味噌煮」「白煮」「中華風煮」「コンソメ煮」・・・と変化させていったら・・・・
まさに「机上の空論」ではありますが、今でも当時のノートはとってあります。
当時は「パソコン」なんてありませんから、まさに「人力(じんりき)」。
でも、おかげで心の底からわかったことがあります。
毎日の生活の中で「食べたいもの」って、そんなにたくさんないですよね?
もちろん僕は飲食店の調理経験はおろか、お料理学校にもいたことがありませんが、昔の母親達というのは皆そんなもんだったですよね。
季節の得意料理が何品かあるくらいで。
「レシピ」をネット検索する現代だからこそ。
「無限」に近いのレシピがネット上にアップされている今だからこそ。
最先端の「圧縮」概念が、「人間ならではの直観と柔軟さ」に寄っているを知って、思わず手をたたいてしまいました。
「夏にぴったりな定番イタリアン」だからといって、クーラーかけて、滝のような汗を流しながらカッペリーニを茹で、モウロウとしながらラタトゥユを煮なくても。
「夏の昼の定番」だからといって、ワンルーム・キッチンでそうめんを茹でなくても。
冷奴に、カツオの刺身、トマトスライスでいいんじゃない?
暑いから。
「火を使わない」 という「圧縮」。
僕が毎食の写真をアップしているのを見て、ナニをしているのだろう?と不思議に思う方もいらっしゃるでしょうが、そう。
まさしく「圧縮」作業をしているのです。
日々料理をしない方にとっては、1日3食で10年間という「計算上の数値」で気が遠くなってしまうかもしれませんが、やってみると、笑ってしまうくらいに、毎年、同じ時期に、同じものを食べているのが一目瞭然です。
「頭」では「久兵衛の鮨」や「とんきのトンカツ」が食べたいと思っても、実は「身体」はさほどに欲していないことは昔よくありました。
興味のある方は「人力」で、ご自身の食生活のたしかめ算をしてみてください。
意外と意外なものを毎年同じ時期に食べていることを発見する一方で、そう多くの種類の料理を食べているわけではないことに気づきますよ。
そしてそれこそが他の誰でもない、自分にとっての「おいしもの」を発見する一番の近道のように思います。
一緒に見ていたどこかの小学生が、途中からじっと図形をみつめたまま動かなくなってしまいました。
あの顔は、僕も子供の頃から見慣れています。
子供が、「マジでおもしろいもの」を見つけてしまったときの顔。
↓ これです、これ。 おねえさん大爆発。
「理論上」おそろしいほどに膨れ上がる「組み合わせ」。
僕も高校で「順列・組み合わせ」を習ったときに、すかさず「料理」でためしたことがあります。
(「鶏」+「大根」)×醤油煮 (「鶏」+「茄子」)×醤油煮 (「鶏」+「筍」)×醤油煮 (「鶏」+「里芋」)×醤油煮・・・・
(「豚」+「大根」)×醤油煮 (「豚」+「茄子」)×醤油煮 (「豚」+「筍」)×醤油煮 (「豚」+「里芋」)×醤油煮・・・・
(「海老」+「大根」)×醤油煮 (「海老」+「茄子」)×醤油煮 (「海老」+「筍」)×醤油煮・・・・・
単純な2種類の具材を使った「醤油煮」でさえ、無限の組み合わせがあるのに、エレメンツ(具材)を3種類・4種類にしたら・・・・
ましてや、係数(調理法)を「味噌煮」「白煮」「中華風煮」「コンソメ煮」・・・と変化させていったら・・・・
まさに「机上の空論」ではありますが、今でも当時のノートはとってあります。
当時は「パソコン」なんてありませんから、まさに「人力(じんりき)」。
でも、おかげで心の底からわかったことがあります。
毎日の生活の中で「食べたいもの」って、そんなにたくさんないですよね?
もちろん僕は飲食店の調理経験はおろか、お料理学校にもいたことがありませんが、昔の母親達というのは皆そんなもんだったですよね。
季節の得意料理が何品かあるくらいで。
「レシピ」をネット検索する現代だからこそ。
「無限」に近いのレシピがネット上にアップされている今だからこそ。
最先端の「圧縮」概念が、「人間ならではの直観と柔軟さ」に寄っているを知って、思わず手をたたいてしまいました。
「夏にぴったりな定番イタリアン」だからといって、クーラーかけて、滝のような汗を流しながらカッペリーニを茹で、モウロウとしながらラタトゥユを煮なくても。
「夏の昼の定番」だからといって、ワンルーム・キッチンでそうめんを茹でなくても。
冷奴に、カツオの刺身、トマトスライスでいいんじゃない?
暑いから。
「火を使わない」 という「圧縮」。
僕が毎食の写真をアップしているのを見て、ナニをしているのだろう?と不思議に思う方もいらっしゃるでしょうが、そう。
まさしく「圧縮」作業をしているのです。
日々料理をしない方にとっては、1日3食で10年間という「計算上の数値」で気が遠くなってしまうかもしれませんが、やってみると、笑ってしまうくらいに、毎年、同じ時期に、同じものを食べているのが一目瞭然です。
「頭」では「久兵衛の鮨」や「とんきのトンカツ」が食べたいと思っても、実は「身体」はさほどに欲していないことは昔よくありました。
興味のある方は「人力」で、ご自身の食生活のたしかめ算をしてみてください。
意外と意外なものを毎年同じ時期に食べていることを発見する一方で、そう多くの種類の料理を食べているわけではないことに気づきますよ。
そしてそれこそが他の誰でもない、自分にとっての「おいしもの」を発見する一番の近道のように思います。
by ruby0806
| 2013-08-09 00:05