鮭しそ弁
青しそ飯・焼鮭・揚げの田楽味噌和え・春菊胡麻和え・さつま芋レモン煮・沢庵
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あの食糧欠乏の時代には、食物に関する感動がひとしお強烈に残っていることは誰しもそうであろうと思う。
その私の感動は、その日、戸外の仕事場で、その弁当を開いたときに、頂点へ達した。
その朝、Sの母がむしりとったばかりの青い紫蘇をきざみ、これを炊きこんだ御飯を俵型に握ったものがギッシリと詰められ、片隅に、オレンジ色の肌もつややかな新巻鮭の切り身が横たえられてあった。
そこには女の情が、見るも暖くこめられていた。
『あらまきの鮭』 池波正太郎
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「女の情」という表現が好きで、何度か紫蘇をきざんでごはんにまぜてみましたが、なかなかおいしくはできず。
やっぱり「塩もみの具合」と「しぼり方」に極意があるように思います。
先日女房と空港へ行った折に、帰り道の「お茶の郷」の土産物売り場をのぞいたところ(昔から好きなんです、土産物売り場。遠方近場問わず)、「青しそごはんの素」を発見。
静岡市のメーカーさんのもので、土産物店だけに525円と少々お値段も張りますが、これがなかなかの逸品でした。
「ゆかり」よりも、あたりまえですけれども「青々しさ」があり、炊きたてのごはんに混ぜ込むと、焼鮭弁当にものすごくよく合います。
http://www.tono-shizuoka.co.jp/product/mazegohan/aosiso.html
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あの食糧欠乏の時代には、食物に関する感動がひとしお強烈に残っていることは誰しもそうであろうと思う。
その私の感動は、その日、戸外の仕事場で、その弁当を開いたときに、頂点へ達した。
その朝、Sの母がむしりとったばかりの青い紫蘇をきざみ、これを炊きこんだ御飯を俵型に握ったものがギッシリと詰められ、片隅に、オレンジ色の肌もつややかな新巻鮭の切り身が横たえられてあった。
そこには女の情が、見るも暖くこめられていた。
『あらまきの鮭』 池波正太郎
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「女の情」という表現が好きで、何度か紫蘇をきざんでごはんにまぜてみましたが、なかなかおいしくはできず。
やっぱり「塩もみの具合」と「しぼり方」に極意があるように思います。
先日女房と空港へ行った折に、帰り道の「お茶の郷」の土産物売り場をのぞいたところ(昔から好きなんです、土産物売り場。遠方近場問わず)、「青しそごはんの素」を発見。
静岡市のメーカーさんのもので、土産物店だけに525円と少々お値段も張りますが、これがなかなかの逸品でした。
「ゆかり」よりも、あたりまえですけれども「青々しさ」があり、炊きたてのごはんに混ぜ込むと、焼鮭弁当にものすごくよく合います。
http://www.tono-shizuoka.co.jp/product/mazegohan/aosiso.html
by ruby0806
| 2013-05-21 07:08